購入動機別、
マイホーム探しの進め方事例
『みんなどうやってマイホームを買ってるんだろう??』そんな風に思っている方の参考になる事例集です。購入動機別にいくつかのお客さんの事例を紹介。どの事例も当社でお手伝いしたお客様のリアルなストーリーです。
結婚の場合
ご結婚後に二人で住む新居を購入したA様ご夫妻
==============【このコラムのポイント】================
・一旦、賃貸で生活してみるという選択肢も考えてみよう
・マンションか一戸建てかを決める前に将来の事を話し合ってみよう
・結婚後は何かとお金がかかるので、自己資金は少な目にし、後で繰り上げ返済がおススメ
・お互いの両親の事が気になるなら、早めに相談をしてみよう
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3か月後に結婚式を控えているというA様ご夫妻
ご主人は戸塚で現在一人暮らし中、奥さんは茅ケ崎で実家住まい
そんな二人が結婚後、同居する住まいを購入したいと相談に来られました
ご主人の勤務先は新橋、奥さんの勤務先は大船
結婚後も共働きを続けるというお二人にとって戸塚というエリアは通勤にも便利だし
ご主人の現在の住まいがあって土地勘もあり安心して暮らせるという事で
戸塚駅から歩ける範囲で物件を探したいという事でした
まだ一緒に同棲したことが無いというお二人だったので
『賃貸で様子を見るという選択肢はないんですか?』と尋ねたところ
『それも考えてみたけど、戸塚から歩ける物件は家賃も高くもったいなく感じたのと
主人の年齢を考えると、もう買ってしまったほうが将来のためにも良いという結論になったんです。
それと、全然知らない場所に住むなら賃貸も考えたんですけど、戸塚はよく知っている場所なので・・・』とのこと
住宅ローンの話しや、探す物件のお話しを聞き
翌週にいくつか物件を見るお約束をし、その日はお別れしました。
翌週はマンションを2件、一戸建てを2件、見学しました
というのも、マンションにするか、一戸建てにするか、まだご夫婦で決めていなくて
じゃあ、実際にどちらも見学して徐々に決めていきましょうということになっていました
ただ、ご相談の時のお二人のお気持ちや将来像を聞いた限りでは
私の中では、お二人にはマンションの方が要望を満たすなあと思っていました
・将来どういう家族構成を望んでいるかや、どういう働き方を二人がしたいか
・将来的にご主人の実家の土地を利用し、ご両親と同居する可能性があること
・その他にも予算や必要な間取りや広さなどなど
上記のような点から、今思えばお二人もなんとなく、マンションの方がしっくりきていた気がしますが
少しでも『一戸建ても可能性としては有るな』と思えば、スッキリとするためにも
実際に見学しておいた方が良いと思います
案の定、ご案内後は探す物件をマンションに絞ることになり
また翌週、今度はエリアを少しだけ広げて、マンションを数件見ることになりました
翌週見学したマンションの一つが、お二人の希望条件をほぼ満たしており購入する決断をされました。
決断に際しては、『二人に任せる』と言ってくれていたご主人の両親にも物件を見てもらい
気持ちよくご両親にも応援してもらえるようになりました。
さらに、ご相談した甲斐あってか? ご両親からも資金を援助してもらえることになり
うれしい誤算で資金計画もより不安の少ないものになりました。
さて契約が終わり、次は住宅ローンです。
すでに住宅ローンの事前審査で内定が出ていたA様でしたが、ご両親からの援助で自己資金が増えたため、それを追加で頭金にした方が良いか?それとも使わずにとっておいた方が良いか?という相談がありました。
今は住宅ローンを借りた後の繰り上げ返済がインターネット上で簡単に行え、手数料がかからない金融機関がほとんどです。繰り上げ返済した現金は元金に充てられ、利息もその分減ります。結婚式や新婚旅行、その後の同居に伴う家具や家電などなどこの時期は本当にお金がよく出ていきます。
ですから、ご両親からの援助を当てにしないでも月々返済が無理のない計画になっていたため援助の資金は一旦保留にし、結婚生活が落ち着いてから余裕があれば繰り上げ返済をしたほうが良いのではないかとアドバイスしました。
(※援助の額などによっては、贈与税などがかかる場合があります)
またA様の場合には該当しなかったのですが、共働きの方の場合、お二人でローンを組んだ方が、住宅ローン控除をお二人とも受けられてメリットが多い場合もあります。
これも奥さんがどれくらい今後働く予定かや、お二人の将来への考え方によって決めていくのが良い事なので考える事リストに入れておいてください。
こうしてA様は無事にお引渡しをむかえて、晴れて結婚式前までにマイホームに引っ越すことができ目的達成できました。
新居で必要な家具や家電の買い物に行くというA様ご夫妻が買い物前に当社にお礼に寄ってくれましたどこの家具がいいとか、あの家電は高くても良い物が欲しいとかそういう楽しそうな話しを友人夫婦としているようにさせていただき自分の新婚の時を思い出し、とてもうらやましい気持ちになりました。A様ご夫妻、おめでとうございました!
これからもご近所さんとして末永くお付き合いください!!
最後におさらい・・・
==============【このコラムのポイント】================
・一旦、賃貸で生活してみるという選択肢も考えてみよう
・マンションか一戸建てかを決める前に将来の事を話し合ってみよう
・結婚後は何かとお金がかかるので、自己資金は少な目にし、後で繰り上げ返済がおススメ
・お互いの両親の事が気になるなら、早めに相談をしてみよう
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出産の場合
出産を機に、新築一戸建てを購入したB様ファミリー
==============【このコラムのポイント】================
・出産前の場合奥さんの体調や出産スケジュールを優先し、マイホーム計画を立てましょう
・物件の間取りは生まれた後の生活を具体的にイメージして考えましょう
・できればご両親の協力が得られる近居が安心
・産休中と育休中でローン組めるかどうかが違ってくるので注意が必要
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お子さんを出産して9か月が経ち、お子さんのいる生活にもやっと慣れてきたB様ご夫妻
まだ今は感じていないけど、日々成長していくわが子を見ていると もう少し先には現在の住まいも手狭に感じるのは目に見えているし お子さんが生まれてからは、ご夫婦共にお子さんの事を一番に考えるようになり 子育てに良い環境に住みたいと考え始めたということ
この先、マイホームを買うなら、奥さんの職場復帰前に保育園なども決めておきたいので 動ける今のうちに物件探しをしたいという相談でした。
現在の住まいは川崎、なぜ戸塚区専門の当社にご相談に来られたかというと 戸塚区には奥さんの実家があって、出産後、実家のお母さんに何かにつけて色々と 子育てや家事などのサポートをしてもらっているということ 実家の近くに引越ししたいので、戸塚区専門の会社なら町の情報に詳しそうだと ホームページで当社を見つけて個別相談会に予約してくれたそうです
旦那さんの通勤は都内で、戸塚駅からは乗り換えなしで1本で行けるし 実家のお母さんは今まで電車で自宅まで来てくれていたりしたけど、同じ戸塚区内であれば車やバスなどを利用して気軽に来れるので、お互いにとって戸塚区はベストな立地
戸塚で家を探していることを両親に相談したところ、とても喜んでくれたようです
資金計画もしっかりと立て、物件の希望をよーくヒアリングさせてもらいました
・お子さんの今後の成長を考えて、必要な間取りはどんな間取か?
・子育てをする奥さんにとってストレスの少ない環境はどんな環境か?
・もちろんご主人や将来のお子さんにとって便利な立地はどんな立地か?
私にも小学生の娘が二人いまして、経験談を交えてのアドバイスをしたり 物件を見に行く前の相談ではこのような話に時間をかけました
もちろん将来のことですから、その通りにならないこともありますが それでもちゃんと想像して、自分達にとっての最適を考えるというのは とても大切な時間です
忙しい時には、面倒になってしまうかもしれませんが 『あーしておけばよかった』と後悔しないためにも、夫婦でよく話しあったり 不動産会社にも専門的なアドバイスを聞き、できれば先輩夫婦であるご両親などにも 子供の成長とマイホームの関係をアドバイスしてもらうと良いと思います
物件を探しはじめてB様ご夫婦の場合、一番悩んだのが駅からの距離でした
徒歩15分以内が希望だったものの、物件の数は少ないし 過去の売出し事例をみても、その立地だとかなり予算オーバー
バス便の物件も見ましたが、やはり毎日の都内への通勤を考えると20分でも25分でも 歩ける距離の物件の方が良いということに
希望の駅を他の駅に変えるということも考えましたが 当初の希望条件を見直し、徒歩30分以内という条件に変更 奥さんとお子さんのために、ご主人が無理のない範囲で頑張るという決断をしました こういう決断の一つ一つって、当人にとっては本当に大変なものなんです 立派でしたB様ご主人!
それからしばらくして、希望に近い候補物件が2物件 1つは建物のグレードが良い物件、もう一つは奥さんの実家まで歩いていける物件 迷いましたが、長期的な視野にたてば、建物のグレードや内装はお金でどうにかできるけど 立地や実家への近さというのは後でどうにもならないということで 実家に近い新築一戸建てを購入されました
この間、購入後に奥さんとバッタリお会いしましたが ご実家に近い生活が楽で快適で、実家に入り浸っているということ ご主人は最初は自転車で駅まで行っていたのが、健康のためと最近では早歩きで駅まで 通勤しているということ うれしそうに話してくれました
お子さんの事を一番に考えたマイホーム探しっていいますが お父さん、お母さんが、快適に機嫌よく過ごせるお家が一番お子さんにとっても 良いお家なんじゃないかと思います
B様ファミリー、いつまでもお幸せに!
最後におさらい・・・
==============【このコラムのポイント】================
・出産前の場合奥さんの体調や出産スケジュールを優先し、マイホーム計画を立てましょう
・物件の間取りは生まれた後の生活を具体的にイメージして考えましょう
・できればご両親の協力が得られる近居が安心
・産休中と育休中でローン組めるかどうかが違ってくるので注意が必要
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社宅・家賃補助が無くなるの場合
社宅住まいから、マイホーム購入に踏み切ったC様ファミリー
==============【このコラムのポイント】================
・社宅住まいや家賃補助がある人は特有の悩みがあります
・ライフプランを大まかにたてて、資金計画の不安を減らそう
・払っているつもり貯金もおすすめ
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C様ファミリーは社宅住まい。建物の古さなどに不満点はあるものの 立地や家賃を考えるとかなり恵まれた条件でお住いになっていました
しかし、45歳になると社宅を退去しなければならないという社内規定があり 42歳になるC様は少し早目だが自分の年齢と将来を考えて、購入に踏み切ることにしたそうです。 初回の個別相談会の時に『それだけ恵まれた条件ならば、45歳になる寸前まで社宅住まいをしていた方がお得なのではないですか?』と聞くと 『損得だけならそうかもしれないけど、子供の学校のこともあるし、あまりギリギリになってからバタバタと忙しく探すのは嫌だから、ちょっと早いけど今から動き始めたい』ということ。
確かにお子さんが進学する予定の中学校区内で物件を探すので、探し出してから物件がすぐに売りに出てくるという保証が無く、少し早目に探し始める方が気持ちにも余裕がでると思いました
希望条件などは明確に決まっていて、第一優先はお子さんの学区内 その他の条件もご家族で十分話しあっているようで、とても明確でしたが 一つだけ、C様がはっきりと自信を持てないといっていたのが『資金計画』でした
総額で5000万円以内という漠然としたラインはあるんだけども その根拠に自信を持てないと言っていました
自己資金も十分にある、ご年収も高い、客観的に見れば 社宅何も申し分なさそうな計画にみえるのですが 社宅住まいの方や、家賃補助が出ている方に多い特有の悩みがあります
それは、今の家賃と比較するとローン支払い額は何倍にもなってしまうという点
みなさんそうなのですが、現在すでに経験していることや、今の状況を継続することに 対してはさして不安感を持たないものですが 経験の無いことを始める時や、今以上に負担が増えるものに関しては、不安感を持つもの それが相対的に見れば恵まれた状況なのはわかるけど、それでもやはり不安感は残ります
C様もそういう状況でした こういう方は他にも多く、 『他の人に比べれば、だいぶ安全な資金計画ですから大丈夫ですよ』と言ったところで モヤモヤは解消されません
たまたま、C様のお勤めの会社で、数日後にファイナンシャルプランナーの個別相談が 無料で受けられるということだったので、まずそれに参加してみましょうということになりました。
1週間後、C様と再度お会いする機会があり その際に、ファイナンシャルプランナーさんの作成したライフプランシートを見ながら ああだ、こうだと、再度お話ししましたが 『ライフプランニングをやってもらって良かった。全部スッキリという訳ではないけど 前よりは資金計画にだいぶ自信が持てるようになりました』ということ ライプラン通りに人生はいかないかもしれないけど、それでも大きな道筋というか 何歳でどれくらいのお金が必要だとか、いつまでにローンを返し終えることを目標にするとかそういう具体的な将来の予定を数値で理解できるようになることは、C様のような状況の方には特に有効だと思います
そもそも、買う必要なんてないんじゃないかという迷いも一時はあったそうですが 逆にライフプランをしたことで、定年後の生活まで意識がもてて 購入の意思がはっきりと固まったそうです
それから1か月後、C様から『高鳥さん会えませんか』と連絡がありました その相談は、インターネットのポータルサイトで気になっている物件があり、私に仲介をお願いできないか?という内容でした。
物件を探すのに、不動産会社に何社か相談に行ったC様 良い事しか言ってくれなかったり、返事を急かされたり、そういう営業マンとも お付き合いをしていくうちに、せっかく買うなら、高鳥さんにお願いしたいと 夫婦で決めていてくれたそうです
ありがたいことに、こういう相談はたまにいただき、私としても自分のやっている事やアドバイスに自信と誇りに思えるような、本当にうれしいお話しなのですが 物件や状況によってはそのお話しを受けることができない場合もあります 今回のC様の物件は、問題なく当社でサポートできる物件だったため 私の方でお手伝いさせていただくことになりました
契約から引き渡しまでもスムーズに取引が進み ローンの支払いの不安もお取引が終わる事にはすっかり少なくなっている様子でした
このように社宅住まいや家賃補助のある方、また実家住まいで家賃のかかっていない方は 『払っているつもり貯金』という方法を提案したいと思います 周辺の賃貸の家賃相場と同じくらいの家賃を支払っているつもりで、毎月その分を貯金していく。会社に財形制度なんかがあればそれを利用してもいいかもしれません
そうすることで、毎月の生活レベルから、どのくらいの住宅費用が妥当なのかを 身を持って体験することができますし、知らず知らずに頭金もたまります
今回のC様のように、傍から見れば余裕があるのに、慎重になれる方は 借りた後の支払いで苦労する事はほぼ無いと思います 買う時は、勢いや、プラス思考も必要な時もありますが 色々なリスクに対してきちんとアンテナを張って対処できるのは素晴らしいと思います
C様ファミリー、おめでとうございました!
最後におさらい・・・
==============【このコラムのポイント】================
・社宅住まいや家賃補助がある人は特有の悩みがあります
・ライフプランを大まかにたてて、資金計画の不安を減らそう
・払っているつもり貯金もおすすめ
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現在の住まいに不満の場合
マイホームを買う目的を真剣に考え決断したD様ファミリー
==============【このコラムのポイント】================
・現在の住まいに不満もきっかけも無い人は購入の決断が難しい
・予算と希望条件のギャップの壁にどう向き合うかは人それぞれ
・マイホームを買ったことでより快適で幸せな暮らしができるか冷静に考えよう
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以前からマイホーム思考の強かったというD様 お子さんも生まれて数年が経ち、現在住んでいる賃貸住宅もまだ狭くはないけれど 二人目を生みたいとも考えているので、できればマイホームを買っておきたい
会社の同世代のファミリーも、徐々にマイホームを購入していて そろそろ自分達もそういう時期だなあと思いはじめ、インターネットで当社を知り 会員登録後すぐに個別相談会にご予約いただいたということ
探し始めたものの、漠然と物件を検索しているだけで なにから具体的に始めたらいいのか、何を質問したらいいのかもわからないといった様子でした。
『現在の住まいへの不満は何かありますか?』
『買おうと思ったきっかけはありますか?』
という、いつもさせていただく質問に対しても、特段不満もきっかけも無いということ 『将来に向けてそろそろマイホームが持ちたいなあ』という気持ちはあるものの 買わなければいけない事情も期限も無いという状況でした。
実はこういう状況のお客様が一番多く こういう状況でマイホーム購入の決断をするというのはとても難しいことなんです
何千万円もする、大きな、大きな買い物ですから この物件を買おう!と決断するのは、結構勇気がいるもの
そういう決断をするためには、はっきりとした目的や動機があった方が スムーズに一歩を踏み出せるものです。
ただ、見方を変えれば、それだけ状況に余裕があり、恵まれているということ 『購入しなければいけない』と思い込んでしまうと、なんだかマイホーム探しも辛いことのように思えてしまいますが、D様のような状況の方は、選択肢も多く、探す期間にも余裕があるため、マイホーム探しを目一杯楽しんで欲しいと思いました
まずは資金計画。無理な支払いにならないように、月々の希望支払額から逆算 探す物件の目安を計算しました。 目安の額が決まったら、購入希望条件です 場所はどこら辺か、駅からはどれくらい歩けるか、物件種類は、広さや築年数は その他にもこういう物件は嫌だというようなNG条件も聞いていきます
この当たりを詳しく聞いていくとD様はちょっと、うかない顔をしていました それは、まだ物件を見たことがなかったから、いまいち希望条件を考えていても イメージだけで話している気がしたというのが理由でした
そこで、まずはガイド付きの物件見学ツアーのつもりで いくつかあまり条件を絞らず、希望エリア内の物件を見に行きましょうと提案し 翌週のお休みに実際に物件を見に行きました。
買うかどうか決めなければいけないという物件案内と違い はじめて物件を純粋に見て回るというのはとても楽しいもの やっぱりマイホームが欲しいという気持ちがより大きくなったのと 希望条件も徐々にはっきりと明確になってきたと喜んでもらえました
ただ、こうして物件を見て、改めて希望条件を整理してみると D様だけではなく、皆さん、ぶち当たる壁があります
それは、予算と希望条件のギャップです
希望条件を全部満たした物件を買おうと思うと、予算をはるかにオーバーしてしまう 予算内で物件を買おうと思うと、何かしら希望条件を妥協しなければいけない そのギャップにみなさん気づきます もっと簡単に言うと、希望と現実の違いに気づくということです
駅から徒歩圏じゃなく、バス便にすれば希望は叶う 新築じゃなく、中古物件なら希望は叶う 予算をだいぶ上げれば、希望条件は全部叶う
じゃあ、そうして妥協してまで家を買いたいのか? そこまでして家を今買う必要があるのか?
こういう疑問がD様にも生まれました。
『それでも家が今欲しい』という方もいますし
『やっぱり、まだ買うタイミングじゃない』という方もいます
後者の方は、そのギャップをいますぐ埋めようとする必要はありませんし 現在の状況での結論が一回出たということで、すっきりされます。 そして、将来、ご自分達のライフスタイルの変化で購入するタイミングがやってきたとき きっとこのギャップに気付いたことが役に立つと思います
また、時間がそのギャップを埋めてくれるということも大いにあります また数年かけて徐々に現実がわかっていき、ライフスタイルも変わっていき そうやってまた購入するタイミングが来きますので、安心していていいと思います
でもD様は『それでも家が今、買いたい』と思い どこを諦めて、どこを優先したいかという事を考え始めるようになりました。
物件のご案内も、どんどん見る目が真剣になり 希望条件も具体的になり、諦める点もご夫婦で統一できるまでになりました そして希望エリア内の相場観も自分で目安が持てるようになりました
そして2か月後、購入する物件と巡り合った時には迷いは無く ご夫婦共に『この物件だね!』という感じ 私も『そうですよね!』と言っただけだったと思います
結果的には、予算をほんの少しだけオーバー 最初に希望していた『駅徒歩15分』ではなかったけど、『徒歩20分』と少し譲歩しただけで、他の諸条件は全て満たしている物件が見つかりました
D様は
『初回の案内でこの物件を見てたら、きっと決断できなかったけど 今はすごく自分達にぴったりだと満足しています。』と言ってくれました
マイホームを買うというのは、手段であって、目的はあくまでも 現状の生活をより快適により幸せにすることだと思います その目的が達成できそうもない状況であれば買う事は得策ではありません
そのためにも漠然と物件を探すだけのマイホーム探しではなく 考えるべきことを順序立てて考えていくというのも一つの方法だと思います
最後におさらい・・・
==============【このコラムのポイント】================
・現在の住まいに不満もきっかけも無い人は購入の決断が難しい
・予算と希望条件のギャップの壁にどう向き合うかは人それぞれ
・マイホームを買ったことでより快適で幸せな暮らしができるか冷静に考えよう
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