家売るおじさんの売却事例物件が違えば、売り方も違う。売却実例実況中継!

『もう いくらでもいいです』

駅からはバス便でバス停からも結構歩く

築年数はもう40年でリフォームもしていない

土地面積も小さく、形もあまりよくない

おまけに道路との高低差もあり、玄関まで階段が数十段

 

こういう物件を相続で所有することになったA様

 

手持ちのお金が無いので、売却にあたってそのまま売れないか?

という相談です

 

『悪条件の物件なので、お金がかからず売れるのであれば

もういくらでも良いので、来月までに売って現金化したいです』とのこと

 

不動産を売るときには通常諸費用がいろいろかかります

・仲介手数料

・測量費用

・不用品の片付け費用

・登記費用

・印紙代

などが代表的ですが、状況によっては別にかかってくるものもあります

 

このうち、仲介手数料、印紙代、登記費用は売却が完了した後に払うので

売れない場合はかかりませんが

測量費用や不用品の片付け費用などは作業が終わるとそれぞれ費用がかかります

 

今回のA様の場合はこの費用が出せないということなので

売主の責任で通常は行う、測量と不用品の処分を免除してくれる買主を

探してほしいという要望ですが、これは至難の業です

 

だって自分が買う立場だったらと想像してみてください

面積や境界も明確でない、売主の荷物が残されたまま

こんな状態の物件を買う人っていますか?

いたとしてもそのリスクの分以上に、価格が安くないと買いませんよね

 

それをA様に説明したところ

『どれだけ安くなっても良いので、その条件で探してみて欲しい』とのこと

 

個人のお客様もですが、こういう物件を買ってくれるのは業者さんの方が現実的

業者さんはリスクも費用で換算しますから、安く買えるのであれば

リスクは喜んで請け負ってくれることが多いです

 

売却期間も少ないので早速調査後資料作成し、業者さんに紹介しましたが

さすがに悪条件が重なっている物件だったので、なかなか興味を示してくれる

業者さんが無かったのですが、1社だけ手が挙がったのでその会社に買い取って

もらいました。

 

無事にA様の要望は叶えられましたが、当社の仲介手数料はというと

物件価格が極めて安価なため、それに応じて仲介手数料もだいぶ安価です

 

それでも喜んでいただけたので良かったですが

現在日本の地方ではこの問題が顕在化されています

 

価格が安すぎて、取引しても仲介手数料は少ししかもらえない物件は

不動産会社からも敬遠されてしまうので(手数料が安いのに手間が大きいので)

扱ってくれる不動産会社が見つからないという問題が増えています

不動産会社はあくまでも物件価格の3%+6万円までしか報酬をもらえません

これを物件の価格によって変えられるようにしなと、結果、所有者である売主様が

物件を売却できずに困ってしまうという事態になりますので

早く法整備をお願いしたいところです

 

【今回のPOINT】

 

・物件売却にはいくつか諸費用があり、それぞれ支払い先によって支払うタイミングが違う

 

・間口は狭くなるが、売主の義務を免除してもらい売却する方法もある

 

・安い物件の取り扱いは不動産会社もやりたがらない。今後人口減少や空家問題で

 もっと安い物件が増えていくと、社会問題になる可能性もあり、法整備を期待したい

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