品濃一里塚

『知る』は『もっと知りたい』を生みます

 

ここは東戸塚駅から歩いて徒歩10分ちょっと

環状2号線を超えてすぐの閑静な住宅街

その住宅街の中にある、品濃一里塚

 

知らなければ、普通の公園となんだか丘っぽい斜面

何十回も通っている場所ですが、知らなければそんなものです

 

詳しくは写真の説明を読んでいただければわかりますが

雑にまとめると

江戸時代の旅人にとってサービスエリア的な場所

 

一里というのは約4キロメートル

この品濃一里塚は日本橋から9里

約36キロメートルの場所の目印になっていた場所

 

どこまで歩いてきたのか?

ここはどこなのか?

その目印、兼 休憩所でした

 

旧東海道を挟んで東側に1つ

西側にも1つ

 

道路の両側に塚があるっていうところが

サービスエリアっぽいですよね

 

サービスエリアもこの発想が

元なんじゃないの?と思っちゃいます

 

道路を挟んで、それぞれ9メートル程度の塚を立て

その上に樹木を植えたそうです

 

そして道路を挟んで二つともまだ原形を残している

一里塚は神奈川ではココだけ

 

それを知ってからココを通り過ぎるのと

知る前とでは場所に対する意味が全然違ってきます

町探検って楽しいですね

 

東側の塚は公園になっています

 

西側の塚は、雑木林のようになっていて

まだ塚っぽい感じが残っています

 

塚を登っていくと

こんな風になっているんですね

冒険気分でさらに奥へ行くと

 

塚のテッペンに到着

すぐ下は環状2号線が通っていますが

ここだけ異空間のような静けさです

塚のテッペンからは

東戸塚駅前のタワーマンション群が見渡せます

江戸時代の名残から見るタワーマンション

 

当時もここからの景色はきっと爽快で

旅人の休憩場所にぴったりだったのではないかと思います

当時は何が見えていたのだろう?

知りたくなります

この周辺はすっかりマンションや一戸建てになっていますが

こういう歴史的な場所は、ぜひ保存していってほしいものです

 

一里塚に行ってみて、看板を読んだり、当時に思いを馳せたりしていると

東海道の歴史についても知りたくなります

 

日本橋からここまで9里

ちょっと歩いてみたいなあなんて思いました。

また他の塚がどこにあって、どんな逸話があるのか

いろいろ疑問が湧いてきます

 

歴史ってこうやって楽しむものなんだななあと

改めて感じることができました

勝手にトツカ遺産

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